文字の歴史としては一番新しい書体となる「楷書」ですが、現代の書道のお稽古としては基本となっている書体です。
筆法の基本となる「起筆・送筆・収筆」そして、「とめ・はね・はらい」などの大事な要素が全ての線に含まれています。
気の抜けない集中力も必要になります。
よく勘違いされやすいのですが・・・
「強く見える線」や、「真っ直ぐに見える線」には、実は見た目とは違った書き方のコツがあります。
・強く見える線は脱力を。
・真っ直ぐに見える線は細やかな筆圧の変化を。
見せたい線を書く為には、印象とは違う書き方の技が隠されています。
写真は「九成宮醴泉銘」という古典の作品のお手本です。
線を鍛える練習に最高ですよ♪