今月の小字課題の一部を例にして、文字を進化させる方法をご紹介しようと思います♪
例えば一番左の列が、オーソドックスなお手本だとします。
真ん中の列は、お手本を少し行書体っぽく書いたものですよね。
行書体にするには、楷書よりも筆の腹が紙面に当たる面積を多くしたいので、入筆の時に筆管を少し斜めに倒して、筆の当たりを広く柔らかく保ってから書き始めるようにしましょう♪
そして、空中でも筆脈が繋がっているように意識して行くのが大事です♪
線が書いてあっても書いてなくても、空中の動きは線にしっかりと現れます。
それに何よりリズミカルな動きは全体観に流れを生みます♪
更に、一番右の列は、より進化させた書き方になっていますよね。
文面全体をまとまりのような感覚で捉えて、太細の変化や、大小の変化、そして文字間の広狭にも差をつけて、文字と文字を繋ぐ連綿線もつけて書いてあります。
こんな風に、まずは単純な文字が書けるようになったら、そこから自分の字を進化させて行ける事も書道の醍醐味ですよ♪
お手本から基本を知り、そこからプラスアルファして行く…。
…かといって、すぐには応用出来なくて困ってしまいますよね!
それは誰でも同じです。み~んな最初はそうなんです♪
だからこそ、その応用力を付ける為に日々の練習や古典の臨書があるんです(*^^*)
少しずつ一歩ずつ、自分の書を進化させて行きましょう♫