皆さんこんにちは。
書道教室『墨咲』の近藤朴咲です。
書道を習っていると様々な筆使いや技法があることが分かると思いますが、普段は専門用語は使わずにレッスンしていれば十分書けます。
ところが、本格的に勉強を始めるとなると、教材では専門用語で説明されています。
なので、「え?どういう意味?わかんない(泣)」・・・となってしまうわけですよね(>_<)
知らなくても聞けばだいたい分かるタイプの専門用語もありますが、ちょっと難解なものもあります。
そこで、今日は「俯仰法」について説明しますね♪
これは”ふぎょうほう”と読み、「俯勢・仰勢」と書かれたりもします。
字を見ると、俯勢は「俯く(うつむく)」で、仰勢は「仰ぐ(あおぐ)」ですよね。
これは、手のひらの事を言っています。
つまり、”俯勢”は手のひらを下に向けて、筆軸を左へ少し傾けたまま書く横線。
”仰勢”は手のひらを上に向けたようにして筆を右側へ倒したまま書く横線。
こういう意味なんです。
私がいつも使う言い方だと、”俯勢”は押すような線。”仰勢”は引きずるような線。ですね(*^^)v