皆さんこんにちは。
書道教室『墨咲』の近藤朴咲です✿
強い線というのは、力を入れた線ではなく、強く見える線だということは①でかきました。
では実際にどんな風に書いたら線は強く見えるのでしょうか。
”縦線”を苦手に感じる方がとても多いので、縦線の起筆ポイントを見てみましょう♪
写真の左側に書いてある縦線はいずれも形だけを書いたものです。
下段の方が多少はしっかりした線にみえるはずです。これは起筆がしっかりしているからです。でもまだまだ強い線にはなっていません。
ここから更に”強い線”に見せる為には右側の書き方をする必要があります。
起筆は、細かく分けると3段階で筆を入れています。
1.まずは穂先を左に向けたまま半紙に入筆します
2.穂先を動かさずに筆ごとゆったりと半紙に軽く圧をかけます。
3.そのまま筆圧を変えずに半紙上で穂先が上部を向くようにゆったりとスライドさせます
これで起筆が完成です。そこからやっと書き始める感じです(^^♪
この後、縦線を引く時は、穂先を上部に向けたまま筆を下へ移動させます。
この場合も、決して力を入れ過ぎない、半紙を筆全部で押し付けようとしないことが大事です(^^♪
送筆部では、筆の上下運動によって太さと細さを表現しますが、縦線の左辺が真っ直ぐになるように書きます。
上下運動の際も、力の入れ方は変えないでくださいね!(^^)!
☆追伸☆これは謙慎会の書き方ですので、他にも様々な書き方が色々あります。
でも、これは私が長い間探し続けてやっと確信した、ぶれずに強い線が書ける一番の書法なんです(^^♪
長い練習の積み重ねで”強い線”を自分のものにしちゃいましょう~♬