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書の歴史⑪~欧陽詢☆☆

みなさんこんにちは。

書道教室『墨咲』の近藤朴咲です。

今日は、欧陽詢について少しだけお話します♪

欧陽詢は、特に楷書に秀でており代表作は”九成宮醴泉銘”です。

とても聡明な人だったようで、形がとても美しくて用筆も非常にしっかりとした字体から、その人柄が感じ取れるような気がします。

書が優れていたことは遠く朝鮮まで知れ渡っていたほどだそうです。

”九成宮醴泉銘”の字は、とても重厚で凛として堂々とした美しい楷書です。

王羲之を学び、更に新しい精神を盛り込んで新書を作り出しました。

現代の私たちが見ても、古さを感じない洗練されたとても美しい書風ですよね♪

私は楷書を書いていて少し線が弱く感じてきたら、九成宮醴泉銘の臨書で軌道修正しています。

王羲之の蘭亭叙と同様に、九成宮醴泉銘もかなり気合を入れて集中しなければ、ちゃんとした臨書にならず、自分の無力さを感じてしまいます^^;

一生修行ですね~。