みなさんこんにちは。
書道教室「墨咲」の近藤朴咲です♪
写真は、初唐の三大家のひとり”虞世南”(ぐせいなん)の臨書です。
初唐の三大家については、先日ブログで触れましたね。
欧陽詢は凛としたするどい線で書かれていますが、虞世南は欧陽詢と比べると線にまるみのあるやさしい線質で、やはり上品な字です。
虞世南の作品といえば「孔子廟堂碑」です。
長安に孔子の廟が再建された際に建てられた碑に刻まれたものです。
また、太宗皇帝の書の第一顧問でもあり、正義感が強くて真面目な人だったようです。
臨書の御手本としては欧陽詢の九成宮醴泉銘よりも馴染みが薄いかもしれませんが、こうしてやさしくて強い線を書くのもかなりの集中力が必要で、崇高な時間を過ごせた気がします♬