みなさんこんにちは。
手稲の書道教室「墨咲」の近藤朴咲です。
今日は文字の歴史について少し書きますね。
文字の始まりは4,700年程前の中国で、地面に残っている鳥の足跡を見て発明されました。
最も古い漢字の書体は”篆書”(てんしょ)で、甲骨文・金文・石鼓文があります。
もちろんまだ紙のない時代ですので、様々なものに文字が刻まれていました。
甲骨文‥亀の甲羅や獣の骨に刻み込んだ字
金 文‥金属の器などに刻まれた字
石鼓文‥石に刻まれた字
篆書は、主に占いの記録などに使われていたようです。
やがて篆書は生活の中で殆ど使われなくなりましたが、その後、印などに使用されるようになり、更にその後の清の時代には、篆書が復興し優れた篆書の書家も現れるようになりました。
普段のレッスンの際にも篆書を書かれる方もいらっしゃいます。
篆書は、迷いのない線でじっくりと筆圧を変えないように書き進めます
楷書などに飽きた日は、篆書にも挑戦してみると新しい発見があるかもしれません(^^♪
線が鍛えられて、様々な場面で生きてくると思いますよ!!